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    こだわり

    秋田の名産「稲庭うどん」とは

     その由来には、諸説入り乱れるほど古い伝統を誇る稲庭うどん。風土、恵まれた水、秀れた小麦と相俟って発達し、近世には佐竹藩主御用も勤めるなど、その名は多くの食通、文人に喧伝されたものと云います。独特の伝統的な手延製法を頑なに守る稲庭うどんは、今に至るも決して量産はきかず、昔ながらのその味を伝えています。

    精選された原料と
    伝統の「手綯」の技

     1973年、稲庭宝泉堂の創業から受け継がれている「稲庭宝来うどん」。精選された原料により、他に類のない口ざわりと風味をもっています。水は栗駒山系の伏流水を用い、峡渓明媚の大自然の中で生みだされています。

     小巻されたうどん生地は、よりをかけながら二本の棒の間を8の字にあやがけしていきます。この、よりをかけながら均等の太さで手綯いするのは至難の業。職人の技が光ります。

    一本一本に心をこめて

     純粋な手綯い作業と自然乾燥のため、うどん生地の練りから製品化までにかかる日数は3~4日。手間ひまかけて熟成することにより、うどんのうまみ引き出されます。稲庭うどんならではの、ツルツルした味わい、しなやかなコシのある歯ごたえ、なめらかな舌ざわり。この食味は、代々受け継がれてきた技法を忠実に守り、一本一本、純手作業による「手綯製造」だからこそ生み出されるのです。

     また、油(食油)を一切使用しない製法のため、酸化腐食がなく製造後3カ月~2年位までおいしくお召し上がりいただけます。